クリーニング日々日記

クリーニングブランドの日々の日記

栃木県日光市でクリーニング店を営み、そこで日々起こっていることを書き綴っております。.
 

スキーウエアー リフト利用時に機械の油らしきものがついてしまったとの事でお預かり。

 

スキーウエアーの上下セットです。

ズボンのポケットやスレ汚れなどが多かったです。

 

 

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ズボンの左足の膝あたりに油が付着しています。

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いつもお客様にお伝えする事なんですが、油汚れに水を付けると汚れの落ちが悪くなります。

今回は、あまり自宅洗濯する物では、ないので洗濯は、ありませんでしたが、

一般的な洋服に油ジミを付けた場合は、水で洗い流そうとしたい心理が働き処理をしてしまう場合があります。

ですが、クリーニング店を利用する場合、油シミは、何もしない状態であずけて頂けたほうが簡単に落ちますので、よろしくお願い致します。

 

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水溶性の汚れの場合は、繊維に浸透してしまうので、前処理が必要です。

インクが付いたズボン (処理後)

水性のクレヨンとの事でしたが、油性の処理から始め全体的に油よごれやほこり、泥汚れなどがあったので、油性処理でだいたい落としてから、水性処理をしました。

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クレヨンは、無事落ちました。

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ズボンに落書きされたとお客様は、ショックを受けておられましたが、
クリーニング後の状態を見て満足して頂けたようでした。

品物を汚してしまった場合、「何をつけてしまったのか?」
が分かると大変落としやすくなりますが、
結構何を付けたか忘れがちです。

そんな時、私に仕事を教えてくれた先輩が教えてくれた事があります。

お客様が何で汚したか忘れてしまった時は、

どこに行ったのか?

何をしてたのか?

何を食べていたのか?

でだいたいの見当がつくと教えて頂きました。