クリーニング日々日記

クリーニングブランドの日々の日記

栃木県日光市でクリーニング店を営み、そこで日々起こっていることを書き綴っております。.
 

注意が必要な布団製品

量販店、代理店か、デパートなどからの購入が多いと思います。

10年以上経つかと思いますが、メーカーが製造、販売、クリーニングを一連で行うメーカーがちょこちょこ出てきています。

一連で作業を行うメーカーの製品は、特殊品、粗悪品が多い場合があります。

今までも、多数のメーカーの一連の業務をメーカーで行っている商品をお預かりしてきました。どの品物も購入から最初の数年(期間は、品物によります)は、問題無く処理出来ますが、年数が経つにつれて不具合が生じる可能性が高くなります。

先日、丸※真綿製のムートンを使った絨毯をお客様からお預かりしました。

お客様から「丸※真※さんのクリーニングを利用していましたが、お店が遠く不便なので、自宅から近くで利用できるクリーニンング店を探してました」と来店されました。

詳しくお話しを聞いていると価格が高めなので出来るだけ安い所をさがしていると言う事で、当店で契約している布団専門店に見積もりを取ってもらい当店でお預かりする事となりました。

布団業者からの説明によると何頭もの毛皮を張り合わせたムートンで質は、悪いとの事でした。

最近同じような理由で「丸※真※さんの」と敷き布団をお預かりしました。

強めな営業でどしどし売り込みに来ている噂は、多々聞きますので注意が必要かと思います。

汚れによる日焼けの例

下記の写真は、綿100%のスーツです。

着用後、日の当らない部屋に長期間下げて保管していたら、このように色が抜けてしまったようです。

色抜けがひどい個所は、太もも周辺とズボンのポケット部分です。

一般的に色が抜けたとお客様から相談を受けると、直射日光の影響からの日焼けが多いのですが、今回の場合は、日に当たらない場所に保管しての変色です。

写真からだと色が抜けているように見えますが、汗による焼けと判断しました。

一番上の上着とズボンが載っている写真ですが、スーツの元の色自体がうすい感じで、
焼けると色が抜けたように見えるようです。

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色が抜けてしまった品物は、着物ですと染め直しが可能ですが洋服の染め直しは、難しく
染め直しは、難しいのが現状だと思います。