クリーニング日々日記

クリーニングブランドの日々の日記

栃木県日光市でクリーニング店を営み、そこで日々起こっていることを書き綴っております。.
 

インクが付いたズボン (処理後)

水性のクレヨンとの事でしたが、油性の処理から始め全体的に油よごれやほこり、泥汚れなどがあったので、油性処理でだいたい落としてから、水性処理をしました。

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クレヨンは、無事落ちました。

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ズボンに落書きされたとお客様は、ショックを受けておられましたが、
クリーニング後の状態を見て満足して頂けたようでした。

品物を汚してしまった場合、「何をつけてしまったのか?」
が分かると大変落としやすくなりますが、
結構何を付けたか忘れがちです。

そんな時、私に仕事を教えてくれた先輩が教えてくれた事があります。

お客様が何で汚したか忘れてしまった時は、

どこに行ったのか?

何をしてたのか?

何を食べていたのか?

でだいたいの見当がつくと教えて頂きました。

加工製品は、耐久性が落ちています。

近年、ジーンズを中心に着古した感じやビンテージ加工と呼ばれる

古さ、擦り切れや破れ、を演出するダメージ加工など新しい衣類を

加工する事で古さや傷みを演出する方法が近年浸透してきました。

専門の加工業者が出来るほど、近年注目され市場も大きなものとなりました。

着古した感じ、スレや、破れをだすには、グラインダーと呼ばれる電動ヤスリを

使い、生地の表面をグラインダーでヤスリをかけ、染色のムラを演出したり、

酵素溶液と言って植物繊維を分解する酵素に衣類をひたし繊維の表面を溶かす

加工などがあります。

こういった加工を繊維に施すと、未加工の物にくらべ繊維、製品の耐久性は、

明らかに落ち、スレや引き裂きに弱くなっています。

後からの加工製品ですが耐久性が落ちていますので、お洗濯、着用には、

注意が必要になってくると思います。