クリーニング日々日記

クリーニングブランドの日々の日記

栃木県日光市でクリーニング店を営み、そこで日々起こっていることを書き綴っております。.
 

ボタンの保護方法の紹介

クリーニング店にYシャツなどを出してボタンが欠けた、無かったなんて言う経験をされている方は、

多いと思います。

Yシャツ、女性用ブラウスも使用されているボタンで、「貝ボタン」と呼ばれるボタンがあります。
見た目も良く多く採用されていますが、一番の問題は、耐久性がすごく低いです。

Yシャツに多く使われている厚いボタン、女性用で多く採用されている薄めのボタン
は、どちらも耐久性が低くすぐ割れてしまいます。

耐久性があるないを判断する事は、難しいのでお気に入りのボタンの場合クリーニング店を利用する時は、
すべてのボタンを外して頂きクリーニング店を利用して頂くのが、良いのですが現実的では無いのが正直な
ところだと思います。

現在、Yシャツの量販店が貝ボタンを付けた格安のYシャツの販売を開始しました。

トラブルを起こさない為には、利用する側もある程度の知識をもって自衛することも
必要かもしれません。

 

下記の写真は、当店でボタンの保護に使っている保護材です。
何種類かあり大きさに合わせて使い分けています。

 

 

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下記の保護材は、コートなどに使われている大きいボタン用の保護材です。

 

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下記の保護材は、ジャケットやハーフコートなどに使われているボタンに
使うことが多い保護材です。

 

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下記の写真は、一般的なアルミホイルです。
小さいボタンは、アルミホイルを巻いて保護します。

 

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スカーフなどの品質表示

 

 

 

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2月に入り、日も延びてきているが、一向に暖かくならず今日は、雪に雨がまじる天気でとっても寒いです。

 

衣類や製品に品質表示や取り扱い説明書などが添付、同封されていますが、規制品の衣類には、必ず品質表示が製品についてきます。

衣類などに品質表示が付いてくる場合、ほぼ生地の縫い合わせの所に縫いつけてあります。

ですが、下記の写真のようにスカーフやマフラー、ひざ掛け、肩掛け、絨毯、カーペットなどの製品は、縫い付けてある物もありますが、シール状の物を貼り付けてある品質表示が多くあります。

シール状の品質表示は、もちろんシールなのでシール面は、粘着性のあるものが付いていて、
クリーニングをする工程でこの粘着物が、剥がれ溶け出し粘着物が他の洗濯物に付いたり、
スカーフやマフラー自体に付着するので、シール状品質表示に気づいた場合は、
自身で剥がして、保管して頂くのが得策だと思います。

 

 

 

 

 

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私どもでお預かりする場合、お客様に剥がして問題が無いかお聞き致します。

 

 

 

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現在、猛威を振るっているノロウイルス。

 

 

新聞、アプリ、ニュース番組どこでもノロウィルスが原因で食虫毒が発生している事を報じています。

 

番組を見ていると、対処方法などを紹介していますが、アルコール消毒は、インフルエンザに効くけどノロウィルスには、効かないのは、知りませんでした。

ノロウィルスに効く殺菌方法が、次亜塩素酸漂白剤を50倍〜100倍に薄めた溶液を嘔吐したところや拭き取ったクッキングペーパーに吹き付けて除菌すると

効果的なようです。

 

一般的に次亜塩素酸漂白剤ってなんだろう?どんな漂白剤なんだろう?と疑問になるな〜と思ったのでここで説明したいと思います。

 

わかりやすく説明すると次亜塩素酸漂白剤と酸素系漂白剤の二つの漂白剤があり、
下記などの次亜塩素酸漂白剤がお勝手、台所用漂白剤としてホームセンターなどで販売されている漂白剤です。

 

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下記などの酸素系漂白剤が、洗濯洗剤で使う漂白剤です。

 

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分かりやすく説明すると上記のような形になりますが、あくまでも大雑把な解釈になりますので、きちんと裏の成分表などを良くみて確認しましょう?

 

 

 

 

 

 

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袷着物 お客様から泥汚れを落としてほしいという依頼でお受けしました。    作業前

 

 

 

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シルクの袷着物

 

お店の見解としては、下記の黒いシミは、泥では、無くカビじゃないか?

元は、雨がはねたものだったのかもしれませんが、付着したと思われる部分にカビが発症しているようにも

みえました。

 

 

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下記の赤いシミは、油分が変色してしまったもの。

こちらは、そでや前衣に多々見受けられたので、食事の時にはねた物が変色したと思われます。

 

 

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麻製の男性用ジャケットへの古いシミ・・・・①処理前

 

一度洗ってみたらシミが落ちず、困ってしまったとお客様がご来店されました。

 

シミを見てみると水溶性の汚れだったように見受けたのと、シミ抜き作業を行なっても難しいそうだったので、お客様には、漂白をさせてもらいたいが記事の色がグレーだったので万が一まだらになる可能性があると説明させていただき

了解を頂きました。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

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洗濯専門店・クリーニングブランド

馬着クリーニング.com

スキーウエアー リフト利用時に機械の油らしきものがついてしまったとの事でお預かり。

 

スキーウエアーの上下セットです。

ズボンのポケットやスレ汚れなどが多かったです。

 

 

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ズボンの左足の膝あたりに油が付着しています。

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いつもお客様にお伝えする事なんですが、油汚れに水を付けると汚れの落ちが悪くなります。

今回は、あまり自宅洗濯する物では、ないので洗濯は、ありませんでしたが、

一般的な洋服に油ジミを付けた場合は、水で洗い流そうとしたい心理が働き処理をしてしまう場合があります。

ですが、クリーニング店を利用する場合、油シミは、何もしない状態であずけて頂けたほうが簡単に落ちますので、よろしくお願い致します。

 

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水溶性の汚れの場合は、繊維に浸透してしまうので、前処理が必要です。

インクが付いたズボン (処理後)

水性のクレヨンとの事でしたが、油性の処理から始め全体的に油よごれやほこり、泥汚れなどがあったので、油性処理でだいたい落としてから、水性処理をしました。

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クレヨンは、無事落ちました。

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ズボンに落書きされたとお客様は、ショックを受けておられましたが、
クリーニング後の状態を見て満足して頂けたようでした。

品物を汚してしまった場合、「何をつけてしまったのか?」
が分かると大変落としやすくなりますが、
結構何を付けたか忘れがちです。

そんな時、私に仕事を教えてくれた先輩が教えてくれた事があります。

お客様が何で汚したか忘れてしまった時は、

どこに行ったのか?

何をしてたのか?

何を食べていたのか?

でだいたいの見当がつくと教えて頂きました。

汚れによる日焼けの例

下記の写真は、綿100%のスーツです。

着用後、日の当らない部屋に長期間下げて保管していたら、このように色が抜けてしまったようです。

色抜けがひどい個所は、太もも周辺とズボンのポケット部分です。

一般的に色が抜けたとお客様から相談を受けると、直射日光の影響からの日焼けが多いのですが、今回の場合は、日に当たらない場所に保管しての変色です。

写真からだと色が抜けているように見えますが、汗による焼けと判断しました。

一番上の上着とズボンが載っている写真ですが、スーツの元の色自体がうすい感じで、
焼けると色が抜けたように見えるようです。

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色が抜けてしまった品物は、着物ですと染め直しが可能ですが洋服の染め直しは、難しく
染め直しは、難しいのが現状だと思います。

女性物の上着の虫食い穴と引っかき傷・・・・(かけはぎ修理前)

お客様から問い合わせを頂きました。

長期にわたりクローゼットに収納していて、久しぶりに出してきたら虫に食べられてしまい、着用先でひっかけ傷を付けてしまったので、何とか補修出来ないかとの内容でした。

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今回の上着の場合、共布が小さいため、かけはぎに必要な分の生地に足りなかったです。

そう言う場合は、裏側の生地から取って使います。

今回の品物が上着ですが、念のため、パンツも預け共布がとれるようにしました。

カーデガンに付いたシミの除去について

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今回お客様からお預かりさせて頂いたカーディガンです。
お客様からこのカーディガンの汚れについて状況を聞かせて頂きました。

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左腕の側に食事中何かがはねてついてしまったらしいが、目立たなかったのでそのまましばらく収納し、次着用しようと出してきたら上記のように黄色くシミになっていたようです。

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油性処理で油分を取り、水性処理をしましたが変わらないので、部分漂白に移りました。

一般的に白い物でも淡く黄色がかっている白だったりと真っ白でわ無い場合が多いので全体漂白が、
多いですが、今回は、胸元あたりにレースが付いていたり生地を分けて使っているものでしたので、
部分的に少しずつ漂白をしていきました。

黄変部分が白く抜ける事無くきれいに仕上がったと思います。