クリーニング日々日記

クリーニングブランドの日々の日記

栃木県日光市でクリーニング店を営み、そこで日々起こっていることを書き綴っております。.
 

羽布団の粗悪品が出回る

 

 

羽毛布団の粗悪品が出回っています。
フェザー(骨の部分がある)を多く使い、コストを落としているお布団。
お布団にフェザーを多く使うと、フェザーに付いている骨の部分が
丸洗いをした時に、表地を破ってしまう恐れがあります。

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羽毛布団は、基本が四つの層に分かれていて、層を作るため
縫い合わせてあるのが一般的ですが、最近紙を接着剤で生地に
接着して層を作っている羽毛布団が出回っています。                              

紙を接着剤で生地に付けている為、使用しているだけでも剥がれていき丸洗いした時に仕切りをしていた紙が剥がれ一層にまとまり中のダウンがよります。

生地の弱いものフェザーが多く入っている物には、注意が必要です。
中の層に関しては、判別するのが難しいので信用が出来る販売店、
保障が利くかを確認しましょう。

現在は、全国の布団業者内で情報が共有されているので、だいたいの布団クリーニング業者は、認知していると思います。

当店で確認した物は、有名デパートで購入した物でした。

問い合わせ先に電話した所、その電話番号は、使われて居ませんでした。

大概の悪徳業者は、ある程度販売すると連絡先を変えたり、
事務所を移転したりと、連絡を取れる手段を無くしてきますので、
お客様の負担になる場合がほとんどです。
そうならないよう購入される前に一度よく見て、安心できる業者なのか、
信用が置けるのか確認をしましょう^^

 

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ダウンジャンバー付属ファーの取り扱いについて

ダウンジャンバー、ダウンコートなどに下記の写真のようにフードに

ファーが付いているコートをみなさん数着もっているかと思います。

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ファーは、天然の毛と革で作られている物と、人工的に作られている

(フェイクファー)などがあります。

下記の写真にある品質表示には、毛皮・ラビット と表示があります。

一般的に最近多く流通しているファーとして多いのが

ラビット(うさぎ)、ラクーン(たぬき)だと思います。

ダウンジャンバーなど、ファー付きのジャンバー、コート類をクリーニング店に出す時、一般的には、一般クリーニング店、革クリーニング店、布団クリーニング店と専門で分かれているので、お客様が利用しやすい一般クリーニング店の取次店を利用されると思います。

そうすると、ジャンバー、コートは、クリーニング店で処理出来ますが、ファーの部分は、革専門のクリーニング店にクリーニング店が出します。

当店では、ファーがあまり汚れていなく、お客様もファーのクリーニングを望まない場合は、ファーが付いたままお預かりして、ファーをはずしてからジャンバーを洗い、仕上げの時にファーをつけて包装してお客様に返却するようにしています。

ファーに限らず付属品(ベルト、ファーなど)は、外さず付けたままクリーニング店を利用すると紛失する原因を減らせます。

つけたり外したりしていると家にあるのか?クリーニング店にあるのかと分からなくなりやすいからです。

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