クリーニング日々日記

クリーニングブランドの日々の日記

栃木県日光市でクリーニング店を営み、そこで日々起こっていることを書き綴っております。.
 

子供用ツーピースの上着に食べこぼしのシミ(作業後)・・・2

 

 

 

予定通り、油の汚れを取る処置をしたところ簡単に除去する事が出来ました。

 

汚れが付いて早い段階でお品物をお預かりする事が出来たのが一番良かったと思います。

 

付いたばかりの油性(油系の汚れやシミ)は、早ければ早いほど汚れやシミは、取り除きやすいです。

 

時間が経ってしまうと、油が酸化して黄色く変色したり、水溶性の汚れやシミは、繊維を着色してしまったりします。

 

 

 

 

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処置部分が濡れていて和ジミのようにみえますね。

ここを専用の機械で専用の水を使いすすぎ、水分を取り除いてから丸洗いをします。

刺繍を外してほしいとの問い合わせ・・・1

先日、日頃から大変お世話になっている近所の乗馬クラブのスタッフさんが

「ジャンバーに入っている刺繍を外す事は、出来るんでしょうか?」とご来店頂いた。

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子供用ツーピースの上着に食べこぼしのシミ(作業前)・・・1

お客様からお預かりした、お子様用のスーツに食べこぼしを付けてしまったとの事。

どちらのシミも油性の汚れのようです。

油性処理を行いたいと思います。

東京からシルク製毛布

先日,東京にお住まいの方から問い合わせのお電話を頂きました。

お問い合わせの内容ですが、普段着は、某有名クリーニング店を利用しているが、とても思い入れがあるシルク製の毛布を出すには、不安で、安心して利用できるクリーニング店を探している

と言うお電話でした。

とても高価な毛布と言う事で最初にお断りさせて頂きましたが、お客様の想い入れを聞いているうちに「当店で本当によろしいのでしょうか?」と聞き了解を得て引き受ける事になりました。

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当店のホームページを公開してから7年目に入りましたが、当初も現在もありますが、「インターネットでクリーニングに利用するなんて出来るわけない」「クリーニングでインターネットを利用できるのは、10年先だ」と

言われて来ましたが、もちろん公開前から私は、インターネットに可能性を感じ取り組んで、続けています。

公開当初、特殊技術、(一般的にクリーニング業界だとシミ抜き、布団クリーニング、毛皮、革製クリーニング、着物など)がないとネットを使って全国からクリーニング通販は、出来ないんじゃないか?と

思っていました。

徐々に特殊技術以外で注文を取れると感じて続けて来ましたが、今回のシルク製の毛布の仕事を受けさせて頂いた事で沢山の事に気づかせて頂けた、気がします。

「安心してクリーニングを出したい、利用したいと願うお客様がいる」と言う事に気づかせて頂けたので、これからも「安心して利用して頂けるクリーニング店」になれるように努力を続けて情報も発信して行きたいと思います。

羽織の 水ジミ

黒の羽織に食べこぼしをしてしまって、そのまま保管してしまったと言う、羽織をお預かり致しました。

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肩の部分と襟の下、脇と広範囲にわたって、水溶性の汚れが付いています。

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丸洗いすると水の和ジミは、消えきれいになります。

染みを部分的に抜いて、「丸洗いは、やらないで」とたまに言われますが、

あまりお勧め致しません。

和ジミが残りやすくきれいになりにくいからです。

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モンクレール&ギャルソンのコラボダウンジャンバー

昨年から題名にあるように有名なモンクレールとコムデギャルソンがコラボレーションして

作ったダウンジャンバー高価でクリーニング店が「保証書が無いと預かれない」

当店に来ている革屋さんも

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裏地がナイロンで経年劣化すると剥がれるので、預かれないと言って、どこの業者も

上記の写真のジャンバーを預からないようだ。

上の写真のジャンバーを当店に持ち込んでくれたお客様は、当店で7件目のクリーニング店で、どうしても洗ってほしいとの事だったので、経年劣化は、3年から劣化するので、今年買ったばかりと言う事もあり、お客様に万が一剥がれてもしまっても大丈夫かを?を確認し、了解を得て洗わせてもらうことになった。

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肩まわりに牛皮が使ってあるが、加工がされてあり、ドライクリーニングしても問題は、なかった。

今年の革製品、毛皮製品の返品率が高くて、革屋さんもお客様からのクリームを防ぐ為に無理をせづ洗わないので、返品が多い。

羽布団の粗悪品が出回る

 

 

羽毛布団の粗悪品が出回っています。
フェザー(骨の部分がある)を多く使い、コストを落としているお布団。
お布団にフェザーを多く使うと、フェザーに付いている骨の部分が
丸洗いをした時に、表地を破ってしまう恐れがあります。

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羽毛布団は、基本が四つの層に分かれていて、層を作るため
縫い合わせてあるのが一般的ですが、最近紙を接着剤で生地に
接着して層を作っている羽毛布団が出回っています。                              

紙を接着剤で生地に付けている為、使用しているだけでも剥がれていき丸洗いした時に仕切りをしていた紙が剥がれ一層にまとまり中のダウンがよります。

生地の弱いものフェザーが多く入っている物には、注意が必要です。
中の層に関しては、判別するのが難しいので信用が出来る販売店、
保障が利くかを確認しましょう。

現在は、全国の布団業者内で情報が共有されているので、だいたいの布団クリーニング業者は、認知していると思います。

当店で確認した物は、有名デパートで購入した物でした。

問い合わせ先に電話した所、その電話番号は、使われて居ませんでした。

大概の悪徳業者は、ある程度販売すると連絡先を変えたり、
事務所を移転したりと、連絡を取れる手段を無くしてきますので、
お客様の負担になる場合がほとんどです。
そうならないよう購入される前に一度よく見て、安心できる業者なのか、
信用が置けるのか確認をしましょう^^

 

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ダウンジャンバー付属ファーの取り扱いについて

ダウンジャンバー、ダウンコートなどに下記の写真のようにフードに

ファーが付いているコートをみなさん数着もっているかと思います。

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ファーは、天然の毛と革で作られている物と、人工的に作られている

(フェイクファー)などがあります。

下記の写真にある品質表示には、毛皮・ラビット と表示があります。

一般的に最近多く流通しているファーとして多いのが

ラビット(うさぎ)、ラクーン(たぬき)だと思います。

ダウンジャンバーなど、ファー付きのジャンバー、コート類をクリーニング店に出す時、一般的には、一般クリーニング店、革クリーニング店、布団クリーニング店と専門で分かれているので、お客様が利用しやすい一般クリーニング店の取次店を利用されると思います。

そうすると、ジャンバー、コートは、クリーニング店で処理出来ますが、ファーの部分は、革専門のクリーニング店にクリーニング店が出します。

当店では、ファーがあまり汚れていなく、お客様もファーのクリーニングを望まない場合は、ファーが付いたままお預かりして、ファーをはずしてからジャンバーを洗い、仕上げの時にファーをつけて包装してお客様に返却するようにしています。

ファーに限らず付属品(ベルト、ファーなど)は、外さず付けたままクリーニング店を利用すると紛失する原因を減らせます。

つけたり外したりしていると家にあるのか?クリーニング店にあるのかと分からなくなりやすいからです。

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ケチャップを付け家で水洗いをしたが落ちなかったTシャツの染抜き事例

 

 

 本日、来店されたお客様の品物です。

ケチャップをこぼしてしまい、家で水洗いをしたが落ちず、

汚れが目立つので染抜き依頼の為、当店に来店して頂きました。

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ケチャップの場合、色素の油が主な汚れになります。

家庭で洗濯する際、業界用語で前処理と言って

その名の通り本洗いを行うまえに部分的な汚れを落とす

作業をしてから、本洗いを行うときれいに落ちます。

 

家庭洗濯で問題なのは、油汚れだと思います。

最近、染抜き王子、とか洗濯王子など言われる

業界人のマスメディアへの露出が増え、その中で

油汚れには、化粧品のクレンジングを使った汚れ落とし

を紹介したりしています。

油汚れを水で落とそうとしても落ちません。

食器用洗剤を少量使うのも油を落とすこつです。

すすぎは、丁寧におこないましょう!!

 

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脱線しましたが、今回の品物の状態が、一度洗ってしまい、半渇き

の状態での持ち込みでした。

染抜き剤を使っても難しいと判断し、部分的漂白をする事にしました。

 

ほとんど分からないぐらいまで落とす事が出来たと思います。

うすくですが色素が残ってしまいましたが、生地を傷めてしまうのと

Tシャツが薄い黄色をしていたのでむらになる前でやめました。

お客様からのQ&A  上下そろっているものは、一緒に出した方が良いですか?

 

はい! そろって出される事をおすすめします。

特に色の濃い物の場合、洗う回数が上下大きく変わってくると、洗う事で起こる

風合いの劣化で、回数が多い衣類が徐々に色がさめてきます。

 

似た質問も紹介します。

 

Q・・・・・・

スーツを着ようと思ったら、スカートの色が薄くなっているんだけど、

今利用しているクリーニング店に原因があるんでしょうか?

 

A・・・・・・

上着は、今まで着る事が無く、今回初めて出しました。

スカートは、ここ数年ずっとクリーニング店を利用していました。

上着とスカートの洗う回数が大きく変わるとこのように色がさめ上下違うものになってしまうので、

極力、合わせて洗うようにしましょう。

 


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